扁平足とは
まずは扁平足について簡単に説明します。
扁平足とは、足の裏にある「土踏まず」が潰れ、足のアーチがなくなり平らになった状態です。扁平足による病的なトラブルが起こることは多くありませんが、重症化すると外反母趾などを引き起こす可能性があります。
子供の扁平足について
では次に子供の扁平足についてですが、成人の扁平足と同じく、子供の扁平足(小児扁平足)自体もそれだけで問題になることはありません。
むしろ、小児期はみんな扁平足と言っても過言ではありません・・
なぜなら、土踏まずは歩き出して体重を支えるために徐々に形成されていくものだからです。
しかし、歩き始めの時期に足の裏が平べったいことに家族が気づき、心配になって病院などを受診されてことが多いです。
立って体重をかけたときには土踏まずはなくなっていますが、体重をかけない状態では土踏まずができています。足の痛みを伴うことはありません。転びやすいと感じることはありますが、歩き始めの時期は転びやすいもので、扁平足が原因ではありません。
子供の偏平足の対策
ほとんどの場合、成長に伴って自然にアーチが形成されるので、裸足の生活を心掛け、足の指を使うことで足の裏の筋肉を鍛えましょう。
土踏まずを作ることが大事
●たくさん歩きましょう
・子どもと一緒にたくさん散歩に出かけましょう。できれば、坂道や舗装されていない道を歩きましょう。
・エスカレーターやエレベーターを使わず、階段で昇り降りしましょう。
・お買い物やおけいこごとも、車や自転車を使わず、できるだけ歩いて行きましょう。
●裸足で歩きましょう
・家の中では、靴下を履かずに裸足で過ごしましょう。
(裸足の方が床をしっかりと蹴ることができる)
●足に合った靴を履きましょう
・足の指で地面を蹴ることが十分にできる大きさの靴を選びましょう。しかしながら、大き過ぎる靴も、靴の中で足が前後に動き、足の指で地面を蹴りにくくなります。
日比谷足改善センターでは
日比谷足改善センターでは、子供に限らず成人の扁平足でも足だけを見ていくことはしません。扁平足があったとしても体全体の施術を行います。
それは、扁平足になっている原因が足以外にあると考えているからです。
それはどういうことでしょうか?
たしかに扁平足の場合、足のアーチの低下など足自体に問題があることもあります。しかし、足指の運動や裸足での生活を心掛けてみても扁平足が軽減されないこともあります。
その場合は、足のアーチに負担をかけている根本の原因を解決しなければいけません。
たとえば、子供の頃から姿勢が悪く背骨が歪んでしまっていると、背骨の中を通っている神経の流れが悪くなってしまいます。そうすると足のアーチを支えるための筋肉にうまく電気信号が伝わらなくなります。
脳からの司令が足の筋肉にうまく伝わらなくなると、次第に筋肉は弱化してしまいます。この状態でいくら足の運動をしても効果は現れません・・
この場合は、背骨の歪みを引き起こしている問題を解決して、神経の流れを正常化してあげることが最優先になります。
背骨の歪みや骨盤の歪みを整え、姿勢をよくし、足の筋肉が正常に働きやすい状況を作ってあげることで足指の運動の効果も出やすくなります。
このようなことから日比谷足改善センターでは、子供の扁平足に対して足だけではなく体全体へアプローチしていくのです。
最後に
子供が扁平足だと心配になる人も多いと思います。
多くは自然と軽減していくので心配しすぎる必要はありませんが、どうしても不安な方や、成長してもなかなか軽減しない子供の扁平足でお困りの方は一番に日比谷足改善センターにご相談ください。