陥入爪とは？
爪の先端が周囲の皮膚に食い込んで痛みが出ている状態を、陥入爪と言います。
巻き爪だと起こりやすいと言われていますが、巻き爪じゃなくても陥入爪になる事はあります。
症状は？
初めは爪が皮膚に食い込むことによる痛みが起きます。そのまま放置していると細菌感染を起こし、赤みと腫れが強くなります。更に進行すると、肉芽種(にくげしゅ)と呼ばれるできものができて、強い炎症・出血を起こし、歩くのが困難になる程痛くなることもあります。
原因は？
いくつかありますが、1番リスクが高いと言われているのが深爪です。深爪をすると爪の周りの肉が盛り上がりやすくなり、爪が伸びてきた時に食い込みやすくなってしまいます。
長さだけでなく切り方も重要で、爪の角の部分を切り過ぎると、爪が伸びる時に皮膚に食い込む事があります。
また足に合っていない靴を履くことで、爪や周りの肉を圧迫し続けることになり、陥入爪になっていきます。
後は足や足の指に負担のかかる立ち方、歩行などの体の動かし方や水虫などが原因として挙げられます。
自分で出来る予防法
先ずは正しく爪を切る事です。切り過ぎると食い込みやすくなる訳ですから、面倒でもこまめに切る様にしましょう。その時の切り方としては、「スクエアオフ」がお勧めです。スクエアオフとは、爪の白い部分を真っ直ぐに切って、先端・両端の角をヤスリで削って整えます。その際、角を削り過ぎずに、しっかり残すようにしましょう。
また痛みを抑える方法として、コットンパッキングも有効です。コットンパッキングとは、皮膚に食い込んでいる爪の端に綿を詰めて、爪を持ち上げる方法です。コスメ新聞
状態が軽ければ、これで痛みがかなり軽減する事もあります。ただし一度に多くの綿を詰めるのは止めましょう。万が一爪が折れたりすると、余計悪化していく可能性があります。様子を見ながら毎日少しずつ詰めて、ちょっとづつ爪を持ち上げる様にしましょう。
後は清潔にする事です。なかなか足の指までしっかり洗っているという人は、意外に少ないのではないでしょうか？爪水虫が原因で陥入爪になる事もありますから、爪を清潔にして菌が侵入、繁殖しないようにする事も大切です。
一般的な治療法
細菌感染により炎症・出血が見られる場合、先ずは皮膚科に行き消毒や抗生物質などの投薬治療で炎症・出血を抑えます。
その後に変形した爪の矯正や、酷い場合は外科手術をしていきます。
骨盤王国では
当店では、ワイヤーを使っての矯正法を行なっています。爪の両端にワイヤーをかけて、爪を持ち上げる様な矯正をかけて爪の食い込みを抑えます。状態によっては、1回で痛みが取れる事もあります。
ワイヤーをつけた後はジェルで固めるので、靴下やストッキングを履く時に引っ掛かる事はありません。
その後、歩行などの指導を行います。これらが原因で陥入爪になっていた場合は、いくら矯正をかけて爪を綺麗にしたとしても、再び陥入爪になってしまう可能性があります。歩行時適切に爪に力がかかっていれば、基本的に爪のトラブルは起きません。
最後に
陥入爪について理解出来ましたか？
初期の段階ならセルフケアでもやり過ごしていけますが、進行してしまった場合はセルフケアではどうにもなりません。
陥入爪で痛い思いをしているのであれば、早く見せた方が改善も早いです。
我慢せずに早く痛みから解放されましょう！
