鼠径部痛症候群(グロインペイン症候群)とは!
股関節周辺に明らかな疾患がなく、体幹から下肢の可動性(筋肉・関節の柔軟性)
・安定性(骨盤を安定させる筋力)・協調性(体感と下肢の動きがうまく連動)に問題が生じた結果、
機能不全を起こし運動時に鼠径部周辺に様々な痛みを起こすものをいいます。
わかりやすく言うと明らかなけがや病気がないにも関わらず、
運動時に股関節(鼠径部)周辺に痛みを発生させるものを指します。
主に、サッカー競技者に多く見受けられます、他には
ラグビー、アメリカンフットボールなどがあります。
鼠径部ってどこ?
大腿部の付け根にある溝の内側部分で、解剖学的には恥骨の左右の外側・股関節の前方部にあたり、
鼠径靱帯や動脈・静脈・リンパ管・神経などが走っており、
股間を構成する重要な部分です。
体の前側太ももの付け根の部分をいいます。(黄色丸部分)
鼠径部痛症候群の症状
圧痛(押したときの痛み)、運動(主に股関節を屈曲、膝を上げる動作)時に鼠径部や太ももの内側
、下腹部にまで放散する痛みが特有です。慢性化すると鼠径部が常に痛みます。
特に足を後ろに引いて蹴りだす動作や、外に開く動作で股関節の動きの悪さや、筋力の低下がみられます。
主に症状が出る部位は以下の赤丸の部位です。
鼠径部痛症候群の原因
体幹、股関節周囲の筋肉や関節の柔軟性の低下や拘縮、骨盤を支える筋力の低下、それに伴う不安定性、
これらのバランスの崩れ上半身と下半身がうまく連動して使えなくなり、
その状態のまま運動を繰り返し鼠径部周辺に機能障害や炎症を起こします。
損傷の可能性があるものとしては、
内転筋・大腿直筋・腹直筋・腸腰筋・鼠経靱帯・恥骨結合などほかの原因としては鼠経ヘルニア、
胃腸障害・泌尿器疾患・婦人科疾患などもあります。
一般的な治療
痛みが強い場合は運動の休止
アイシング、場合により温熱療法(ホットパック)
超音波、微弱電流、ハイボルテージ、
消炎鎮痛剤、ステロイドホルモンの局所注射、
運動療法などがあります。
日比谷足改善センターでのアプローチ
日比谷足改善センターでは独自の検査でからだ全体を検査してから施術に入ります。なぜかと言うと,,,
鼠径部痛の原因が鼠径部だけとは限らないからです。
鼠径部周辺の痛みが出ている部位だけではなく、体の全体的なバランスが崩れ循環が悪くなり
症状が出ているのでこれらを整える事が改善への近道になるからです。
蹴る動作はもちろん歩行、ランニングでも股関節だけではなく上半身と下半身が上手く連動して
人はスムーズに動くことができます。 そこに何らかの原因で上半身も下半身の連動が上手く行えず
股関節(鼠径部)に繰り返しストレスがかかることで痛みを出してしまいます。
直接的な外傷がない場合上記に書いた全体的なバランスの崩れから鼠径部に痛みが出ることがほとんどです。
鼠径部だけ治療したとしても他に問題が残っている場合また痛めてしまうリスクが 高くなります。
日比谷足改善センターでは全体を検査してから施術を行い、その人にあったセルフケアや生活指導をしていきます。
最後に
鼠径部の痛みで運動が出来ない、日常生活でも違和感をもっているストレスから一日でも早く快適に生活出来るよう全力でサポートします。
どこにいっても治らない、どこに行けばいいかわからない方まずは一度ご相談ください。