1か月間も歩いたときの足の指の付け根の痛みがかわらないのは、中足骨骨頭痛かもしれません。

1か月間も歩いたときの足の指の付け根の痛みがかわらないのは、中足骨骨頭痛かもしれません。

痛風などではないのに、足の指の付け根が急に痛くなり体重を掛けたり歩いたりした時の痛みが治まらない。
もしかすると中足骨骨頭痛かもしれません。

このブログを読み、そこの痛みが出る原因を知り自分を足を観察して確認してみましょう。

中足骨骨頭痛とは!?

足の指の付け根から甲にかけてある長い骨が中足骨です。
そして、中足骨の中でも先端部分のことを中足骨頭といいます。
中足骨骨頭に負担が掛かる原因としては、開帳足と外反母趾と5センチ以上のヒールです。

まず中足骨の骨頭の部分は、中足骨の先端にあり立ったり座ったりしているときに地面と接しています。
特に中足骨の骨頭部分でも第1趾(親指)と第5趾(小指)と腫骨(かかと)で足のアーチが形成されています。
このアーチが崩れると中足骨骨頭痛を引き起こすのです。

アーチも内側縦アーチと外側縦アーチと横アーチがあります。
足の指の間の骨間筋の筋力の低下により、横アーチが低下して開帳足という足の状態になるのです。
開帳足になると本来浮いてあるはずの第2から4趾(人差し指から薬指)の付け根の中足骨の骨頭は地面につきます。
開帳足の方は足の第2趾や第3趾(人差し指と中指)の付け根に豆やたこや魚の目と言った皮膚のトラブルを抱えていたりします。

開帳足の方はそもそも足の指を上手く使えていない状態です。
特に踏ん張る力が低下しています。
逆に浮指の(足の指が地面から離れている)方が多いです。
そうすると足の指に分散する分の荷重が中足骨骨頭部に負担が掛かり痛みとなります。

続いて外反母趾ですが、内側縦アーチの低下により第1趾(親指)に捻じれが生じます。
捻じれることで筋肉の位置がズレるので力を発揮しにくくなるのです。
そうすると隣の第2趾(人差し指)が代わりに負担を受けるのですが、第1趾(親指)と比べると細いので負担になります。
更に第2趾の中足骨は他の中足骨と比べて長いです。
長い分地面に強く当たりやすくなります。
そうすることで第2趾の中足骨骨頭痛となりやすいです。

あとはヒールですが、ヒールはそもそも中足骨の骨頭に負担が掛かります。
5センチ以上のヒールで中足骨骨頭部分の負担が増えます。
体からの荷重は足で受け止めるのですが、普通は踵骨と中手骨骨頭部分(親指+小指)への荷重は50%ずつです。
ヒールでかかとを上げることによってつま先重心になりますよね。
そのことによって、中足骨骨頭部分への負担が増えます。

これが中足骨骨頭部痛の原因のメカニズムで足自体の筋力低下と歪みもしくはハイヒールが原因です。

一般的治療

一般的にはインソールや中敷きで負担を減らす方法があります。
低反発の中敷きは、地面への衝撃を和らげるので痛みの緩和に有効です。
インソールは足のアーチを人工的に作ります。
そのことによって、インソールを使っているときは足のアーチ構造が保たれているので痛みの緩和に繋がるのです。

基本的にインソールや中敷きは、痛みの緩和や分散には有効となります。

痛みの酷い方は、装具で固定しそこに負担が掛からないようにするのです。
基本的に安静にしておく必要があります。

当店での施術

中足骨骨頭痛の方は、足の歪みが酷い方が多いです。
開帳足の方は、足の筋力低下と同時に筋肉のピンポイントが固まって使えなくなっている方が居ます。
そういう場所をしっかりと動く状態にしたり、歪んでいる場所を調整することで足自体の動きがスムーズになります。
動きが良くなってくると同時に足の指の動きが改善され、足のアーチも少し持ち上がるのです。

あとはお勧めの体操などその人に合わせたアドバイスをしていきます。   


足底の問題以外にも足全体的に動きが悪い場合は、骨盤と股関節は必ず診ていきます。

足の問題はお任せください。

最後に

中足骨骨頭部痛は、放置していてもインソールや中敷きでは解決できないことが多いです。
歪みや体の動きや悪い所を改善していって初めて足の動きが正常になります。

足の専門家ならではの、検査などをしていくので最短でお悩みを解決できることと思います。

悩んでる方は、一度ご相談ください。