骨盤骨折からの腰痛や股関節痛について

骨盤骨折からの腰痛や股関節痛について

交通事故や転倒・転落などで大きな外力が骨盤に加わった時に起こる骨盤骨折。骨盤骨折の治療自体は整体で出来ることはありませんが、回復後のリハビリ・痛み、骨盤骨折が原因で起こる腰痛などの不調に関しては整体の守備範囲になります。

今回は骨盤骨折について一般的な治療法と当店の考え方についてお伝えします。

骨盤骨折とは

骨盤骨折は左右の腸骨・仙骨を含めた骨盤輪の骨折や股関節を形成する寛骨臼の骨折などいくつかの種類に分けられます。

交通事故など大きな外力が加わった場合は骨盤輪の複数個所の骨折を起こしていることも多く、その場合は骨折の合併症として出血や内臓損傷も考えられるため、命にかかわります。

高齢者や骨粗しょう症患者は、転倒や階段で滑って腰を打ったなどの衝撃でも骨盤骨折を起こすこともあるので特に注意が必要です。

他にも、成長期のスポーツ障害で大腿四頭筋やハムストリングの起始部である腸骨や坐骨を剥離骨折することもあります。

骨盤骨折の後遺症

折れてしまった骨盤が元通りの形状にならず、変形して癒合してしまうこともあります。他にも歩行障害や股関節の可動域制限・神経痛などの痛みやしびれが出ることがあります。

後遺症の程度は骨折箇所や事故の程度などで大小さまざまです。内臓損傷や出血などを起こしていると復帰までに時間がかかります。

骨盤骨折の一般的な治療法

骨盤骨折時に出血や内臓損傷などがある場合は緊急手術になります。骨盤骨折自体損傷具合で変わりますが、プレートやボルトを入れて固定する手術を行います。剥離骨折の場合は保存療法を取ることが多いですが、状態によっては手術を行います。

基本的には骨盤骨折が疑われる場合は、早急に病院に行ってください。

当店の考え方

骨盤骨折において、癒合後に腰や股関節の痛み、足への神経痛などの不調が残る方は非常に多いですストレッチやマッサージなど通常のリハビリ治療で改善することもありますが、それでも不調が残る場合は体の使い方など他に原因があるかもしれません。

骨折場所や度合いに寄りますが骨折側の骨盤の動きが悪くなり、反対側の骨盤が動きすぎることで身体の左右差が大きくなることでも痛みに繋がります。寛骨臼の骨折や腸骨座骨の剥離骨折の場合は股関節の可動域低下や太ももやハムストリングなど筋肉の弱化が起こります。

立ち座り時や歩行時に弱った部位を補うために関連する別の筋肉が過緊張します。例えば右の骨盤股関節が機能低下していたらそれを補うために左の腰が過緊張したり、全身で左に傾けて右骨盤への負担を減らそうとしたりと身体は無意識に弱った部位をかばうように動きます。

正常な筋肉の働きができなくなるために痛みや神経圧迫を起こし神経痛のような症状が出てしまうのです。

トントン療法とは

当店では独自の施術を行います。トントンと身体を優しく叩き振動や刺激を身体の深部に伝えることで血液循環を上げるのです。

骨格や関節の歪み・筋肉の過緊張などを起こしている部位は血液の流れが低下しています。さらに歪みが多く症状や不調の期間が長く大きいほどに全身の血液循環は低下してしまいます。全身の血液循環が低下すると「寝たら治る」といった自然治癒力も低下するために痛みや不調が治りにくくなります。

トントンと刺激を入れることで血液循環を促すと歪みや固まった関節・筋肉が動き出し全身の血液循環が上がります。そうすることで自然治癒力、自身が持つ回復力が高まり、いち早くお身体の不調をよくすることができるのです。

最後に

骨盤は身体の土台となる重要な部位になり、それを骨折するということは身体に大きな負担がかかります。骨盤や股関節だけでなく全身の歪みやバランスを見て身体に負担がかかっている部位や動きを確認します。そして独自の施術法をおこなうことでいち早く骨盤骨折による不調をよくしていくことができるのです。

骨盤骨折によるお身体の不調でお悩みの方はまずは当店にご相談ください。