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〇膝に違和感を感じたら、まずは必ずどこかに相談しましょう!
骨のかけらが膝関節の中を動き回っている、そのような状態を皆様、想像できますか?
「骨のかけら」って聞いただけで不安になる方も多いかもしれません。これからお伝えしていく症状は
初期では痛みがあまり出ずに不快感だけであることが多く、「そのうち治るだろう」と思い込んでしまう方も
多いと言われています。でも、そこで医療機関や整体院に相談することなく、時間だけが経過してしまうと、
生活に支障をきたすほど、治りずらい状態になっていきます。
まずは膝離断性骨軟骨炎のことを知り、予防と治療法を知って頂ければと思います。
〇膝離断性骨軟骨炎の症状って?
膝の関節の中にある大腿骨の軟骨が剥がれ落ちるという症状から始まります。そして、軟骨のかけらが浮かんで
いきます。それも関節の中に浮かんでいくのです。その中には骨も含まれていて、さらに症状を悪化させていき
ます。軟骨と骨のかけらが関節内に点在している状態を膝離断性骨軟骨炎といいます。
関節内に浮いている骨のかけらのことを「関節遊離体」と言います。関節遊離体はおよそ1~2センチの大きさ
で、そこから関節にある「関節液」の栄養を吸収すると次第に大きくなっていきます。
初期の段階では特異な症状はなく、運動後にわずかに不快感を感じたり、鋭い痛みを感じる程度です。
症状が進行すると疼痛がひどくなり、日常の歩行にも支障をきたすようになっていきます。
さらに症状が進行すると、膝を曲げ伸ばしする度に引っかかるような違和感を感じます。感覚的なものでは骨が
ズレているような不快感を感じることもあります。
最も深刻なケースになると、膝が固まって動かなくなり、無理に膝を動かそうとすると、関節付近に激痛が生じ
たりすることもあります。
〇なぜ、膝離断性骨軟骨炎になるのか?
成長期のスポーツ選手にまれに起こると言われています。繰り返されるストレスや外傷により軟骨下の骨に負荷がかかることが原因と考えられています。
血流障害により、軟骨下の骨が壊死して骨の軟骨やかけらが分離・遊離したりします。性別では約2:1で男性に多く、10歳代が好発年齢として挙げられています。
膝関節では大腿骨の内側85%、外側15%でまれに膝蓋骨にも起こることがあります。
〇膝離断性骨軟骨炎の一般的な治療法
治療法は状態や年齢によって分けられていきます。
1,非分離型=骨と軟骨のかけらが浮き上がっているが、まだ、剥がれてはいない状態
特に若年者の場合は安静や体重をかけないだけでも修復が期待できます。関節鏡̪視下での
ドリリング(障害部位に直径1mm程度の穴をいくつか掘って出血を促す方法)で癒合を
促進させることも可能です。
2,遊離型=骨や軟骨のかけらが完全に剥がれた状態
病院によっては生体吸収性ピンを用いて、遊離もしくは剥離した骨や軟骨のかけらを欠損部
元通りに修復する方法も用いられています。この方法だと多くのケースで遊離した骨と軟骨
のかけら再接合させることが可能になります。
遊離した骨と軟骨のかけらの損傷や変性が著しい場合、手術療法で自家骨軟骨移動を行うこと
もあります。
〇骨盤王国ではどのような治療をするのか?
まずは痛いところだけにフォーカスせずにまずは体のバランスを見ていきます。肩や骨盤の高さを
中心に重心のズレに着目していきます。体の傾きがあるとどちらかに負担がかかり、特に膝や足首
はそれが顕著に出ることが多いです。このバランスや重心のズレを修正するだけでも痛いところが
良くなることがあります。また、股関節の前傾・後傾、捻れも下半身の動きや負担のかかり度合い
に直結します。
膝離断性骨軟骨炎は膝の疾患ですが、痛い原因が必ずしもそこにあるとは限らないということが
多いです。関節内に骨や軟骨のかけらが遊離していると思うと、治るかどうか、不安になりますが
まずはバランスを整えること、全身の血流を良くすることで痛みの緩和を促すことができます。
そして、何より、トントン療法。他店にはない、波動を効かせた手技療法により、膝の疾患による
辛い痛みから解放された方もたくさんいらっしゃいますので、ぜひともトントン療法をご体感して
みてください。
〇最後に
膝離断性骨軟骨炎という名前をあまり聞いたことがないという方も多いと思います。まずはその疾患を
知ることからすべては始まると考えます。出来ることならば本当に深刻にならないうちに医療機関や
整体院に診てもらうことが望ましいです。
骨盤王国では当院独特の施術方法もそうですが、内臓や神経系の関係性からも原因を特定して症状改善に
努めてまいります。
膝の痛みが長く治らず、辛い思いをされている方、是非一度、骨盤王国に足を運んでみてはいかがで
しょうか?