足の裏の指の付け根が痛いのモートン病かもしれません⁈

足の裏の指の付け根が痛いのモートン病かもしれません⁈

皆さんは、モートン病をご存じでしょうか?モートン病は足の裏側の指の付け根に痛みが生じたり、指と指の間が痺れたりする神経症状の一種です。今回は、このモートン病について紹介させていただきます。

1 モートン病とは何か?

モートン病とは、足の裏の指の付け根に生じる痛みを伴う神経症状の一種です。足の指の中指と薬指の間に発症することが最も多いです。モートン病では、指の先に向かう神経の周囲が腫れて厚みをおびてしまいます。これにより鋭い痛みや焼けるような痛みが足指の付け根から指先にかけて生じることが特徴です。

つま先の幅の狭い靴や、高いヒールの靴を履くことでモートン病が発症・進行します。発症するのは女性が多く、男女比は1:4程度とされています。また、50代~60代でかかる方が多いとされていますが、負担がかかれば年代にかかわらず発症する可能性があります。

2 モートン病になる原因は何か?

モートン病の主な原因は、足の裏の指のつけ根に繰り返し負担がかかることとされています。歩く際に、足の裏で地面をけるときに足の指が背屈して付け根に負荷がかかり、すぐ下にある神経や周りにある軟部組織が繰り返し圧迫され、年齢とともにこの部位が線維化することで発生します。

また、足の横アーチの低下や過去の怪我、ヒールの高い靴による指の圧迫なども原因となる可能性があります。足首の動きが硬いことで、足の負担が増えることも発症のリスクとなります。

3 病院でのモートン病に対するアプローチ

まずは身体所見を取るところが多いです。つま先立ちで症状が再現されるかをチェックします。また、触診で足指の付け根に圧痛があるかどうかとその先の指にしびれなどの感覚障害があるかなどを調べます。また thumb index finger squeeze test といい足の両端を把持して親指と人差し指で圧迫を加えます。このことで痛みやしびれが誘発されればモートン病が疑われます。

その後に、痛みのある部位に負担がかからないように足底パットをあてるなどして、足の付け根への圧を減らすことからはじめます。それでも改善しない場合は、ステロイドの注射が行われることが多いです。有効性は短期では47%、長期的には30%とされています。他に超音波をみながらモートン神経腫の部位にエタノールを注入する治療や手術によって神経腫を切除するなどの方法があります。

4 骨盤王国日比谷整体院でのアプローチ

先ずは、足にどのようにして負担がかかっているのかを調べるために、姿勢をはじめとした全身の検査をしていきます。また、足の横アーチの有無や足首の硬さも検査していきます。これにより、足にかかっている負担を取り除き症状の軽減を目指していきます。

検査の時に足の指が上手く使えていない場合には、指のグーパー運動やタオルギャザーなどで足の指を使えるようもしていきます。テーピングによる足の横アーチのサポートをすることもあります。全身を整えることで足の負担を減らすだけでなく、体質の改善を行うことで症状のぶり返しのない状態を目指していきます。

5 最後に

今回は、足の指に関するモートン病を紹介させていただきました。モートン病は、女性の方がかかりやすいものですが、性別や年齢に関わらず発症するリスクのある神経症状です。生活の中で足の裏の指の付け根や指自体に違和感や痛みを感じる方、感じたことのある方はぜひ骨盤王国日比谷整体院にご相談下さい。